300円の重み
福岡に旅行に行ったときの2日目の話。
とあるイベントに参加していました。
客層は10代~20代前半の女子が多く(震え声)
イベント後にはサイン会もあるのでファンの女の子が色めきだちながら、開場を今か今かと待っていました。
そんな中、私の後ろに並んでいた女子高生(JK)が話しかけてきました。
JK「あの・・・今日のイベントってドリンク代いくらか知ってます?」
白玉「え!?ドリンク代あるの?」
JK「なんかサイトみたら書いてあって・・・大体500円なんですけど、前はそれでサイン会いけたんです。今日はドリンク代とグッズを買わないとだめみたいで・・・今お財布みたら1200円しかなくて・・・」
つまり
チケット代(これは前売りで購入済み)
ドリンク代 500円(チケット代とは別に今日払う)
サイン色紙 1000円(サイン会に参加するために今日払う)
本日必要な代金は最低で1500円(サイン会に参加する場合)
そして彼女の財布の中身は「1200円」
入場するにはドリンク代を払わないといけない。
でも払うとサイン色紙が買えないのでサイン会に参加できない。
サイン会を諦めると、イベント主にプレゼントするために買ってきた物が渡せない。
銀行でお金を下ろそうにも近くにない。
300円足りない。
さぁ、あなたならどうしますか!?
というわけで、300円をあげました。
また返します!と言われたけれど、福岡住みじゃないので丁重にお断りしました。
白玉「300円程度だいじょうぶですよ。」
するとJKが
「いやいやいや!
300円あったら結構なんでも買えるじゃないですか!!
もう十分です!ありがたいです!女神様です!!!」
と言われて何かハッとしました。
大人になって○年、今どちらかといえば金銭的余裕はない(汗)
なのにいつのまにか小銭を軽くみている自分がいた。
それは自分で稼げる年齢になったと良い意味でもいえるし
ささいな事では感動しなくなってしまったともいえる。
たしかに300円あったら100均商品(税抜)3つ買えるし
ペットボトル定価150円2本買えるし
ご飯も食べれるし
遠足のおやつとかなら、わくわくしてたなぁ。
ミニマリストを目指してから、モノは買わずに、なにかと経験や体験にお金を使うようになりました。
「今後お金の見方や考え方も今後変わっていくのかなー」と思いながら、
300円の重みを感じました。
今300円を使うとしたら、何に使いますか?